オンライン音楽レッスンの料金は、ページで最も小さく見える月額だけでは比べられません。料金方式、1回の時間、月回数、初期費用、料金に含まれるサービス、未消化分の扱いを別々の欄にし、同じ期間に受けたい回数で確認できた費用だけを合計するのが基本です。

最小表示額だけでは同じ条件にならない

同じ「月額」と書かれていても、1回25分と60分、月2回と4回では受講内容が異なります。さらに、科目や講師ごとの価格、入会金、固定の管理費、教材、楽器や機材、添削サービスの有無が合計に影響します。

最初に「月に何回、1回何分程度を希望するか」と「何か月続けると仮定するか」を決めます。希望条件を満たさない最小プランは、安く見えても比較対象に入れません。

比較メモには、少なくとも次の項目を分けて記録します。

  • 料金方式と対象コース・講師
  • 1回の時間と月回数
  • 通常受講料と税込・税別の表示
  • 入会金、固定管理費、教材費、機材費
  • 体験の料金と通常契約の料金
  • チャット添削やカウンセリングなどの含有サービス
  • 取消、繰越、ポイント失効により未消化となる条件
  • 参照した公式URL、確認日、未確認事項

四つの料金方式を別の箱に分ける

月謝、講師別の都度払い、ポイント、チャット添削込みの月額は、金額の意味が異なります。いったん方式別に整理し、同じ内容にできる部分だけを比べます。

学校型の月謝

学校型では、月の回数と1回の時間を組み合わせたプランが多く見られます。例えば、椿音楽教室は60分の月1〜4回、島村楽器は25分の固定制Online Schoolと予約制Online Salonを別プランとして公開しています。同じ学校型でも時間と予約方式は異なるため、月額だけを横並びにしません。

講師別の都度払い

講師ごとに1回の料金が異なる形式は、受けたい講師と希望回数を決めないと月額を確定できません。サービス全体の最小額ではなく、実際に申し込む講師ページの通常料金を使います。

ポイント制

オルコネの公式料金ページには月額とスポットのポイント購入額がありますが、個別レッスンの必要ポイントは講師・内容別です。ポイントをいくら購入するかと、希望レッスンを月に何回受けられるかを分けて計算します。

チャット添削とライブを含む月額

YAMAHA MUSIC SCHOOL ONLINEのライブ付きプランは、チャットでの個別フィードバックとライブ個人レッスンを含みます。ライブ時間だけで1回単価や1分単価を作ると、チャット添削に対して支払う部分が計算から消えます。ライブだけの学校型とは別方式のまま比べます。

3か月・6か月・12か月の確認式を作る

初期費用は月1回の計算では影響が大きく、受講期間が長くなると月1か月当たりの影響が変わります。続ける期間を一つに断定せず、3か月、6か月、12か月の複数期間で同じ式を使うと、初期費用と毎月費用を分けて見られます。

計算の基本は、次の考え方です。

受講期間の総額 = 通常受講料 × 月数 + 入会時に必要な費用 + 期間中の固定費 + 確認できた教材・機材費

ここには、公式ページまたは申込画面で対象コースへの適用を確認できた費用だけを入れます。管理費、教材費、機材費の表示がないときは0円とせず「要確認」のまま残します。体験と通常受講、キャンペーンと通常料金も別の欄にします。

未消化分が総額にどう影響するかは、予約、振替、繰越、失効の条件を確認してから反映します。条件を確認できない段階で、常に振替できると仮定してはいけません。

1回・1分単価は同じ内容の補助値として使う

1回単価や1分単価は、同じ時間、回数、サービス範囲のプランを補助的に見比べるときに限って使います。単価が低いことは、講師の質、自分との相性、上達、満足度の根拠にはなりません。

次のような場合は、同じ分母にできないため、単価だけを掲載しません。

  • 講師ごとに料金や内容が異なる
  • ポイント購入額とレッスンの必要ポイントが別である
  • チャット添削、教材、カウンセリングなどが料金に含まれる
  • 回数・時間とは別に、未消化分の扱いが大きく異なる

公式ページ間に差がある料金は確定しない

カサメミュージックスクールはオンライン受講規約と科目ページ、JOYミュージックスクールはFAQと予約ページで料金表示に差があります。ページの見た目や掲載順だけでどちらが現行と決めず、対象科目・講師・校舎に適用される料金を申込画面または事務局で確認します。

THE POCKETは料金ページの詳細表が画像で掲載されているため、プラン別の数値を使うときは公式画像を目視し、対象プランの回数と時間を同時に記録します。確認できない値は、他サイトの転記や推定で埋めません。

申込画面の最終条件を比較メモへ戻す

候補の計算ができたら、申込画面で税込・税別、コース、講師、通常料金とキャンペーン、初月の請求、取消・失効を再確認します。広告から直接申し込まず、確認した値と日付を比較メモの対応欄へ戻すと、古い表示と現在の申込条件を混ぜにくくなります。

実際の候補は10サービスの条件比較から絞り、各サービスの公式根拠と未確認事項を確認してください。体験へ進む場合は、体験料金と通常料金を分ける質問リストも併用し、入会前に最終条件を書き残しましょう。